タープなしでも意外と快適?本音レビュー
ソロキャンプを始めたばかりの初心者にとって、「タープを張るかどうか」は意外と悩ましい問題です。
設営の手間、荷物の量、天候への対応、そして快適性。
今回は、実際にタープなしでソロキャンプに挑戦した体験をもとに、快適だった理由と見落としがちな落とし穴をリアルにレビューします。
タープなしで挑戦した理由
キャンプギアを揃える段階で、タープは「必要そうだけど面倒そう」という印象がありました。
特に初心者にとっては、ポールやロープの扱いに不安があり、設営に時間がかかるのでは?という懸念も。
そこで今回は、あえてタープを使わずにソロキャンプをしてみることにしました。
選んだのは林間サイト。木々に囲まれた静かな場所で、天気は晴れ。
「木陰があるならタープなしでもいけるかも?」という軽い気持ちでスタートしました。

タープなしでも快適だった理由
① 設営が圧倒的にラク!
テントだけの設営なら、初心者でも30分以内で完了。
タープのポールやロープを扱う手間がないぶん、設営ストレスがゼロでした。
その分、焚き火や調理に時間を使えるのが嬉しいポイント。
② 荷物が少なくて済む
タープを省略することで、バックパック1つで完結。
ポール・ペグ・ロープなどの重量がなくなるだけで、移動がかなりラクになります。
特に公共交通機関でキャンプに行く人には大きなメリットです。
③ 空が広く見える開放感
タープがないことで、空を遮るものがなく、星空や木漏れ日をダイレクトに楽しめるのも魅力。
焚き火の炎と夜空のコントラストは、タープなしだからこそ味わえる贅沢でした。

それでも感じた“意外な落とし穴”
① 急な天候変化に弱い
晴れていても、夕方から急に冷え込んだり、霧が出たりすることがあります。
タープがないと、調理中に小雨が降ると逃げ場がない。
今回は幸い降りませんでしたが、次回は天気予報をもっと慎重にチェックしようと思いました。
② 夜露・結露の影響
朝起きると、テーブルやチェアがしっかり濡れていました。
タープがあれば、ギアを守れたはず…と少し後悔。
特に電子機器や紙類を使う人は、夜露対策が必須です。
③ プライベート感が薄れる
周囲に他のキャンパーがいる場合、視線が気になる場面も。
タープがあると、ちょっとした目隠しになり、落ち着いて過ごせる空間が作れます。
今回は林間サイトだったので問題ありませんでしたが、開けた場所では気になるかもしれません。

初心者におすすめの“タープなしキャンプ”の条件
✅晴天の日
雨や強風の心配がないため、快適に過ごせる
✅木陰のあるサイト
日差しを自然に遮れるので、タープ不要でも快適
✅デイキャンプまたは1泊のみ
長期滞在だと天候変化のリスクが高まる
✅荷物を減らしたいとき
タープなしで軽量化でき、移動がラクになる

【まとめ】
タープなしでも楽しめるが、状況判断がカギ
初心者ソロキャンプにおいて、タープは「快適性を高める道具」であり、「必須アイテム」ではありません。
今回の体験を通じて感じたのは、タープなしでも十分楽しめるが、天候や場所によってはリスクもあるということ。
まずは晴れの日に木陰のあるサイトで、タープなしキャンプを試してみるのがおすすめです。
慣れてきたら、天候対策やプライベート空間の確保として、タープを導入するのが理想的。
自分に合ったスタイルを見つけることが、ソロキャンプの醍醐味。
タープを張るか張らないか…
その選択が、あなたのキャンプ体験を一段と豊かにしてくれるはずです。