冬の夜、ひとりで焚き火を囲みながら、満天の星を見上げる時間。
静寂と冷気に包まれたその空間は、日常では味わえない“心の解放”を与えてくれます。
この記事では、40代ソロキャンパーが実際に体験した「冬キャンプの夜の過ごし方」をリアルにお届けします。
焚き火の楽しみ方、寒さ対策、夜の時間を豊かにする工夫まで、これから冬キャンプに挑戦したい方の参考になれば嬉しいです。
冬のソロキャンプ、夜の魅力とは?
✅静けさと星空がくれる“非日常”
冬のキャンプ場は、夏に比べて人が少なく、静寂に包まれています。
聞こえるのは焚き火のパチパチという音と、時折吹き抜ける風の音だけ。
空気が澄んでいる冬は、星空も格別。
焚き火の炎と星の光だけで過ごす夜は、まるで時間が止まったかのような感覚になります。
✅冬ならではの「孤独の心地よさ」
ひとりで過ごす夜は、寂しさではなく“心地よい孤独”を感じさせてくれます。
誰にも邪魔されず、自分のペースで火を眺め、料理をし、考えごとをする。
冬の冷たさが逆に感覚を研ぎ澄まし、五感が冴えるような感覚になります。

リアルな夜の過ごし方【体験談】
・17:00〜 焚き火の準備と火起こし
日が落ちるのが早い冬は、17時には焚き火の準備を始めます。
薪は乾いた広葉樹を選び、火起こしには着火剤とフェザースティックを使用。
火が安定するまでの時間も、冬のキャンプでは大切な“儀式”のようなものです。
・18:00〜 夕食&おつまみタイム
焚き火が安定したら、スキレットで簡単なおつまみを調理。
この日は「サバ缶のアヒージョ」と「ベーコンとチーズのホイル焼き」。
寒さで冷えた体に、熱々の料理とウイスキーのお湯割りが染み渡ります。
・20:00〜 星空観察と焚き火
食後は、椅子に深く腰掛けて星空を眺めながら、焚き火の炎に癒される時間。
時折、思いついたことをスマホのメモに書き留めたり、焚き火に向かって独り言をつぶやいたり。
この“誰にも見られていない時間”が、心を整えてくれます。
・22:00〜 寝る前のルーティンと防寒対策
寝る前には、湯たんぽを作って寝袋に入れておきます。
テント内はマット+コット+ダウンシュラフ+ブランケットの重ね技で防寒。
最後に、星空をもう一度見上げてから、静かに眠りにつきます。

冬キャンプの夜を快適にする3つの工夫
① 焚き火の位置と風向きの工夫
風下にテントを設営し、焚き火の煙が流れないように配置。
風よけの陣幕や薪の組み方を工夫することで、火の持ちも良くなります。
② 寒さを楽しむ“あったかギア”の選び方
電熱ベストや湯たんぽ、断熱マットは冬キャンプの必需品。
特に「足元の冷え対策」は重要で、厚手の靴下+湯たんぽの組み合わせが最強です。
③ 夜時間を充実させる“ひとり遊び”アイデア
・焚き火を眺めながら読書
・星座アプリで星空観察
・キャンプノートに今日の気づきを記録
・スマホで撮る“焚き火×夜空”の写真遊び

【まとめ】
冬の夜こそ、ソロキャンプの醍醐味
冬のソロキャンプは、寒さとの戦いではなく、“静けさと自分を楽しむ時間”。
焚き火の炎に癒され、星空に包まれながら、自分と向き合う贅沢なひとときがそこにあります。
ぜひ、あなたもこの冬、ひとりの夜を楽しむソロキャンプに出かけてみてください。
きっと、心がふっと軽くなるような体験が待っています。

