初心者がやりがちなミスを実体験から徹底解説
はじめに|「失敗=恥ずかしい」ではなく「経験値」
ソロキャンプに憧れて、いざ道具を揃え、意気揚々と出かけた初キャンプ。
ところが、現地で待っていたのは理想とはかけ離れた“現実”でした。
この記事では実体験をもとに、初心者が陥りがちな失敗談を赤裸々にご紹介します。
これからソロキャンプを始める方が、同じ轍を踏まないよう、リアルな“落とし穴”とその回避法をお伝えします。
テント設営に1時間以上かかって日が暮れる
初めてのソロキャンプで最初にぶつかった壁が「テント設営」。YouTubeで何度も予習したはずなのに、現地では風が強く、ペグが刺さらず、ポールの向きもわからない。気づけば1時間以上格闘し、ようやく立て終わった頃には夕暮れに。
✅教訓:事前に自宅や公園で“設営練習”をしておくこと。
また、初心者はワンタッチ式やポップアップ式のテントを選ぶと、設営のストレスが激減します。

焚き火がつかず、寒さと空腹で心が折れる
「焚き火でお肉を焼いて、コーヒーを淹れて…」そんな理想を描いていたのに、現実は甘くありませんでした。湿った薪、火がつかない着火剤、風で煽られる炎。結局、焚き火は断念し、冷えたコンビニおにぎりを食べる羽目に。
✅教訓:薪は乾いた針葉樹を選び、着火剤は多めに持参。
初心者は焚き火にこだわりすぎず、バーナーやカセットコンロを併用するのが安心です。

夜の物音にビビって眠れない
「ソロキャンプ=静寂を楽しむ」と思っていたのに、夜になると聞こえてくる“カサカサ音”や“遠くの足音”に神経がピリピリ。動物か?人か?と妄想が膨らみ、結局ほとんど眠れず朝を迎えました。
✅教訓:耳栓やアイマスクを持参し、安心できる環境を整える。
また、最初は人の多いキャンプ場やオートサイトを選ぶと、心理的な安心感が得られます。

調理器具が足りず、食事が台無しに
「ホットサンドメーカーで朝食を」と思っていたのに、バターを忘れ、トングもなく、火加減もわからず焦がす始末。しかも洗い物用のスポンジも忘れて、ベタベタのまま撤収…。
✅教訓:キャンプ飯は“家で一度作ってみる”のがベスト。
また、調理器具や調味料は“チェックリスト化”しておくと忘れ物を防げます。

片付けに手間取り、撤収が遅れて焦る
朝食後、のんびりコーヒーを飲んでいたら、あっという間にチェックアウト時間。慌てて片付けを始めたものの、濡れたテントが畳めず、ゴミの分別にも手間取り、結局スタッフに急かされる羽目に。
✅教訓:撤収は“逆算”が命。
朝食前にある程度片付けを済ませておくと、余裕を持って行動できます。特にテントやタープは、乾かす時間も考慮しておきましょう。

ソロキャンプなのに“孤独”を感じてしまう
「一人の時間を楽しむはずだったのに、なんだか寂しい…」という感情に襲われたのも、意外な落とし穴でした。周囲がグループで盛り上がっている中、自分だけが静かに過ごしていると、ふと孤独感が押し寄せてきます。
✅教訓:孤独を“悪”と捉えず、“贅沢”と捉えるマインドが大切。
また、読書や日記、写真撮影など“自分だけの楽しみ”を用意しておくと、孤独感が和らぎます。

おわりに|失敗は“ネタ”になる。だから面白い
ソロキャンプは、失敗も含めて“自分だけの物語”です。
完璧にこなすことが目的ではなく、自然の中で自分と向き合い、少しずつ成長していく過程こそが醍醐味。
今回紹介した失敗談は、すべてリアルな体験です。
だからこそ、これからソロキャンプを始めるあなたに伝えたい。
「失敗しても大丈夫。むしろ、それが一番の思い出になる」と。
準備をしっかり整えたら、あとは一歩踏み出すだけ。
あなたのソロキャンプが、最高の“自分時間”になりますように。

